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畳の張り替え費用相場2026|表替え・裏返し・新調の違いと1畳の値段・グレード別

公開 2026-07-13|修繕ナビ編集部

張り替えたばかりの畳に足を下ろすと、青々とした畳表からい草の香りがふわりと立ちのぼり、部屋の空気まで新しくなったように感じられます。色あせもささくれも消え、ごろりと横になりたくなる——和室が本来持つ心地よさは、畳を新しくするだけで驚くほどよみがえります。まず知っておきたいのは、畳の張り替えには「裏返し」「表替え」「新調」の3種類があり、値段が大きく違うこと。1畳あたりの目安は、裏返し3,000〜5,000円、表替え4,000〜1万円、新調1万〜3.5万円ほどです。結論として、状態が軽ければ裏返しで十分、擦り切れや色あせが進んでいれば表替え、畳床までへたっていれば新調——と、傷み具合に種類を合わせるのが最も無駄のない選び方です。この記事では、3種類の違いと費用相場、素材のグレード差、目安時期、費用を抑えるコツまで解説します。

畳の張り替え3種類と費用相場(1畳あたり・グレード別)

畳は、上から順に「畳表(たたみおもて=い草などの表面)」「畳床(たたみどこ=芯材)」「畳縁(たたみべり=ふちの布)」で構成されています。どこまで新しくするかで、種類と費用が変わります。以下は種類別・グレード別の1畳あたりの目安です。畳表の産地・品質や、和紙・樹脂といった素材で価格が上下します。

種類普及グレード上級グレード内容・向いているケース
裏返し3,000〜4,500円4,500〜5,500円今の畳表を裏返して使う。設置3〜5年・軽い色あせ向け
表替え4,000〜7,000円7,000〜12,000円芯(畳床)はそのまま、畳表と縁を新品に。最も一般的
新調(総入れ替え)10,000〜18,000円18,000〜35,000円畳床ごと新品に。設置10年以上・へたり・カビ向け
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6畳の部屋なら、表替えでおおむね2.4〜7万円、新調で6〜21万円が目安です。畳表のグレード(い草の産地・織りの密度、または和紙・樹脂素材)で価格が変わるほか、縁のデザインを選ぶと数百円単位で上乗せになることもあります。

裏返し・表替え・新調の違いを詳しく

裏返しは、今使っている畳表を裏向きにひっくり返して張り直す方法です。畳表は両面使えるため、片面が日焼け・色あせした段階なら、裏面のきれいな側を表に出して再利用できます。最も安く済みますが、一度裏返した畳には二度目の裏返しはできません。設置から3〜5年、まだ大きな傷みがない段階で行うのが向いています。

表替えは、畳床(芯)はそのまま活かし、畳表と縁だけを新品に替える方法で、最も一般的な張り替えです。畳床がしっかりしていれば、表替えで見た目も肌触りも新品同様によみがえります。新調は、畳床から丸ごと新しくする総入れ替えです。畳を踏むとフカフカ沈む、湿気でカビ臭い、大きく波打っている——といった芯まで傷んだ状態や、設置から10〜15年以上経った畳に向きます。費用は上がりますが、断熱性やクッション性まで一新できます。

い草・和紙・樹脂、どれを選ぶ?

い草(天然素材)は、自然な香りと調湿性、独特の肌触りが最大の魅力です。産地や織りの密度で品質差が大きく、国産の上級品ほど色持ちが良くなります。ただし日焼けで色あせしやすく、湿気が多いとダニ・カビが発生しやすい点には注意が必要です。伝統的な和室らしさを重視するならい草が第一候補です。

和紙畳・樹脂(化学表)畳は、和紙をこよりにして加工した表や樹脂製の表を使い、色あせ・ダニ・カビに強いのが特長。水拭きできる製品も多く、ペットや小さな子どものいる家庭、日当たりの強い部屋で人気です。カラーバリエーションが豊富で、市松敷きやモダンな縁なし畳など、デザインの自由度も高め。初期費用はい草の普及品がやや安く、和紙・樹脂は耐久性とメンテのしやすさで選ばれる、と整理すると分かりやすいです。

張り替えの目安時期とサイン

一般的な目安は、裏返しが設置後3〜5年、表替えが5〜10年、新調が10〜15年です。ただし年数はあくまで目安で、実際は使い方や日当たり、湿気の多さで前後します。次のようなサインが出たら検討時期です。畳表が擦り切れて毛羽立つ、ささくれて素足に刺さる、シミやカビが取れない、色ムラが目立つ、踏むとフカフカ沈む——。

特にカビ・ダニの発生は、放置すると健康面にも影響するため早めの対処が大切です。畳は湿気を吸い込む性質があるため、梅雨や結露の多い季節はこまめな換気が予防になります。裏返しや表替えのタイミングを逃すと、傷みが畳床まで進んで結局「新調」になり、かえって高くつくことも。軽いうちに手を打つのが、長い目で見た節約につながります。

費用を抑えるコツと注意点

まず、状態が軽ければ「裏返し」で十分なこともあります。自己判断で新調まで頼む前に、畳店やリフォーム会社に現状を見てもらうと、必要最小限の工事で済むことが多いです。複数枚をまとめて依頼すると、引き取り・納品の手間が一度で済むため、1畳あたりの単価が下がりやすくなります。

畳表のグレードは、家族がよく過ごす部屋は上級、来客用や使用頻度の低い部屋は普及品、といった配分でメリハリを付けると総額を抑えられます。部屋の壁紙や床とあわせてリフォームすると、養生や手間がまとまり割安になります(壁紙張り替えの費用相場参照)。注意点として、極端に安い業者は畳表のグレードが低い場合があるため、単価だけでなく畳表の等級・産地を確認し、畳店・リフォーム会社で相見積もりを取りましょう。

畳表のグレードと価格差の理由

「同じ表替えでも、なぜ1畳4,000円と1万円で倍以上違うのか?」——その差の多くは畳表(い草)の品質と産地にあります。い草は、一本一本の長さがそろい、根元まで色が均一で、織りの目が詰まっているものほど高品質。丈夫で色持ちがよく、肌触りもなめらかになります。国産(熊本産などが有名)の上級品は、長く美しさを保つぶん価格が上がり、輸入品の普及グレードは手頃な反面、色あせや傷みがやや早い傾向があります。

畳の枚数に対して極端に安い見積もりは、下位グレードの畳表を使っている可能性があります。逆に、毎日過ごすリビング続きの和室や、来客用の座敷など、こだわりたい部屋は上級グレードにする価値があります。使用頻度の低い部屋は普及品にするなど、部屋ごとにグレードを分けると、全体の満足度を保ちながら費用を抑えられます。縁(へり)のデザインを選べる業者も多く、無地・柄物・縁なしで印象が大きく変わります。

業者選びと見積書のチェックポイント

畳の張り替えは、地域の畳店やリフォーム会社が手がけます。畳店は畳表の品質や産地に詳しく、実物のサンプルを見せてくれることが多いのが強み。見積書では、種類(裏返し・表替え・新調)、畳表のグレード・産地、縁の種類、枚数、引き取り・納品費が明記されているかを確認しましょう。1畳単価だけで判断せず、どの等級の畳表を使うのかまで確かめると、仕上がりの差を防げます。

あわせて、現状を実際に見て「裏返しで十分か、表替えが必要か」を正直に提案してくれる業者は信頼できます。何でも新調をすすめてくる場合は、他社の見積もりと比べてみましょう。相見積もりは2〜3社が目安で、価格・畳表のグレード・対応の丁寧さを総合して選ぶのが失敗しないコツ。納期や、工事中の部屋の使い方(畳を預ける間の生活)についても事前に相談しておくと安心です。

張り替え後のメンテナンス

い草の新しい畳は、しばらくは乾拭きを基本にします。水拭きは色あせや毛羽立ちの原因になるため、汚れが気になるときだけ固く絞った布で拭き、必ず乾拭きで仕上げましょう。畳の目に沿って掃除機をかけると、ホコリがよく取れて畳表を傷めません。晴れた日に窓を開けて風を通すと、湿気がこもらずダニ・カビの予防になります。

家具の重みでできるへこみは、固く絞ったタオルを当ててアイロンを軽くかけると戻ることがあります。飲み物などをこぼしたら、すぐに乾いた布で吸い取り、乾燥させるのが鉄則です。和紙・樹脂畳は水拭きできる製品が多く、手入れがぐっと楽になります。こうした日常ケアで、次の張り替えまでの間隔を長く保てます。

よくある質問

Q. 工期はどれくらい?

表替え・裏返しは、朝引き取り・夕方納品の即日〜1日が一般的です。新調は畳床の製作があるため数日かかることがあります。畳を預けている間は床が出た状態になる点も見込んでおきましょう。

Q. 和室を洋室(フローリング)にもできる?

できます。畳を撤去して下地を組み、フローリングを張る工事で、費用はフローリング張り替えの費用相場を参照してください。ふすまや障子もあわせて替えると洋室らしくまとまります(障子・ふすま張り替えの費用参照)。

Q. 賃貸の畳は誰が負担する?

通常使用による経年劣化は貸主負担が原則ですが、契約により異なります。焦げ跡や大きなシミなど借主の過失による損傷は自己負担になることも。まず管理会社・大家に確認しましょう。

Q. 縁なし(琉球畳)にもできる?

できます。縁がないぶんモダンな印象になり、市松敷きにすると人気の和モダン空間に。半畳サイズで枚数が増えるため、通常の畳より費用は高めになります。

Q. ダニ・カビが心配。どの素材がいい?

ダニ・カビに強いのは和紙畳・樹脂畳です。水拭きできる製品も多く、ペットや子育て世帯、湿気の多い部屋に向きます。い草を選ぶ場合はこまめな換気と乾拭きで予防しましょう。

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まとめ

畳の張り替えは、1畳あたり裏返し3,000〜5,000円、表替え4,000〜1万円、新調1万〜3.5万円が目安です。傷み具合に合わせて種類を選び、素材(い草/和紙・樹脂)は耐久性と好みで判断するのがポイント。軽いうちに手を打ち、まとめて依頼して相見積もりを取るのが費用を抑えるコツです。あわせてフローリング張り替えの費用相場壁紙張り替えの費用相場リフォーム費用の相場もご覧ください。

※ 記載の費用はいずれも目安です。建物の状態・地域・時期により変動するため、正確な金額は必ず複数社の見積もりで確認してください。